塗装工事において、塗料選びは重要なポイントとなります。一口に塗料といっても、塗料内に含まれる「合成樹脂」の違いにより、耐久年数や性質、価格が異なります。お客様のご予算・ご要望と現地調査を元に、最適な塗料のご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

塗料の種類

塗料の種類 耐用年数 メリット デメリット
アクリル樹脂塗料 5~6年 ○ 価格が安い
○ 短い期間で塗り替えたい方にオススメ
× 耐久年数が短い
× 経年変化しやすい
ウレタン樹脂塗料 8~10年 ○ 価格と性能でバランスの取れた塗料
○ 塗膜にツヤがある
× シリコン塗料より耐久性が落ちる
× 長時間光沢が持続するが、変色の可能性がある
シリコン樹脂塗料 10~13年 ○ 紫外線や汚れに強い
○ 耐用年数が比較的長い
○ 塗膜にツヤがある
× やや価格が高い
フッ素樹脂塗料 10~15年 ○ 外壁の汚れを分解し、もっとも汚れにくい
○ 耐用年数が長い
× 価格が高い

取り扱い塗料の主要メーカー

日本ペイント株式会社水谷ペイント株式会社エスケー化研株式会社 など

機能性塗料について

遮熱・断熱塗料(GAINA -ガイナ-)
外からの熱を遮熱、断熱する効果がある塗料です。そのため、夏場の室内温度を下げ、エアコンなどの空調費を節約する効果があります。地球温暖化の問題で、最近注目を浴びている塗料です。耐久年数は10~15年ほどで、屋根、外壁ともに施工可能です。
GAINAのサイトはこちら

光触媒
光(紫外線)が塗膜にあたることにより、表面に付着する汚れを分解し、雨が降ることにより汚れを洗い流す「セルフクリーニング効果(防汚効果)」があります。また、自動車の排気ガスなどに含まれる有害物質を分解除去する「空気浄化効果」もあります。外壁の防汚や抗カビ、防藻機能だけでなく、空気浄化機能もあるため、建物の周りの空気までキレイになります。耐久年数は15~20年ほどです。

ナノコンポジットW

ナノコンポジットWは、ナノテクノロジーにより「汚れにくい」「色あせしにくい」など6つの機能を驚異的に向上させた、全く新しい世界初の水溶高機能エコ塗料です。
ナノコンポジットWのサイトはこちら。

機能1. 耐汚染性

セルフクリーニング機能により、汚れが雨で洗い流されます。
外壁汚れの原因物質は、ホコリなどの周りにばい煙などの油成分が付着したものです。従来型塗料の場合、この「汚れ」が塗膜中に浸入・沈着し、洗浄しても除去できなくなってしまいます。ナノコンポジットWの塗膜は、その中に無数の超微粒子シリカが緻密かつ均一に分散しているため、無機質的な(石やガラスのような)特性を有しています。これにより「汚れ」の浸入をブロックし、さらに降雨によりこの「弱く付着している汚れ」を洗い流します。

機能2. 耐変色性

独自の重合技術(リアルシリコンテクノロジー)で、紫外線や風雨による皮膜の変色を防ぎます。
塗膜は紫外線や降雨により色や艶が劣化します。ナノコンポジットWは、紫外線や降雨に非常に強いシリコン化合物を塗膜中に導入すること(水谷ペイント独自のリアルシリコンテクノロジー)により、この変色が最小限に抑えられています。(この特性は西表島暴露試験によって確認されており、またJIS K6909建築用仕上塗材で規定される複層仕上塗材の品質表示において、もっとも耐候性のある「耐候型1種」に区分されています。)

機能3. 耐炎性

酸素を遮断する融合膜が「燃えにくさ」を実現します。
ナノコンポジットWの塗膜は、一般塗料に比べ燃えにくさに優れています。万一火災が起きた場合でも、塗膜中に含まれる有機成分と無機成分が融合膜を形成し、酸素をシャットアウトして延焼を防ぎます。従来型水性塗料では、非常に難しいJIS A1321難燃一級に合格しています。

機能4. 防カビ・防藻性

長期間に渡り、カビや藻を寄せ付けません。
防カビ・防藻性とは、微生物の増殖を抑制する静菌作用と死滅させる殺菌作用の性能のことです。ナノコンポジットW(左側)には防カビ・防藻剤が添加されていますので、右側の写真のようにカビなどが付着する状態を防ぎ、建物の美観を守ります。

機能5. シックハウス対策

シックハウスの原因物質の放散をおさえます・・・F☆☆☆☆(フォースター取得)
厚生労働省が規制するシックハウスの原因となる化学物質のうち、塗料・塗装関連のものについて、ホルムアルデヒドが規制対象となっています。ナノコンポジットWは、ホルムアルデヒドの放散が最も少ない「F☆☆☆☆(フォースター)」を取得。シックハウスの心配をなくし、安全・安心な住環境を実現します。

機能6. 速乾性

シックハウスの原因物質の放散をおさえます・・・F☆☆☆☆(フォースター取得)
速く乾くので、近隣への御迷惑も最小限に抑えます。
塗膜中に、緻密かつ均一に分散したシリカ微粒子が水の蒸発を促進するため、従来型水性塗料をはるかに凌ぐ速乾性を実現。また、水性ですので溶剤のような刺激臭もありません。塗装工事の際、ご近所への迷惑を最小限に抑えることができます。

TOP